テスト作図が正常にプリントされないのですが

  • テスト作図の異常例として、下記の“a-f”の様に大きく分けて6つの現象が挙げられます。

【a】不特定箇所のノズル抜け
数本のノズルがまばらに抜ける状態
(クリーニングなどで抜けの位置が移動する時など)
・何らかの原因でインク経路内又はノズル内に気泡が入ってしまい、その気泡が排出されない時などに起こります。
・吸引ノズル、ワイパM、ワイプゴムがインクで汚れていると発生する場合があります。



【b】特定箇所のノズル抜け
常に同じ箇所のノズルが抜けている状態
・ノズル内に異物(インクミスト等)が入り込んで固着している可能性があります。
ヘッドギャップを2.0mm以上で使用したり、鏡などUV光を反射し易いメディアにプリントした場合に発生する現象です。
・メディアとプリントヘッド面が衝突した場合などに、ノズル面に傷が付いたり、ノズル面に異物が擦り込んでしまう事例もあります。



【c】ドカ抜け
隣り合うノズルが大きな塊になって数本同時に抜けている状態
・インク経路中で気密漏れが起きている可能性があります。



【d】混色
色が混ざっている状態
・混色した色が比較的濃い場合、インクミストやインク滴がノズル面に付着している可能性があります。
・吸引ノズル、ワイパM、ワイプゴムがインクで汚れていると発生する場合があります。



【e】飛行曲がり(1)
前後左右にばらつくが各吐出ラインはほぼ平行に吐出されている状態
・ノズル内に異物(インクミスト等)が入り込んで固着している可能性があります。
ヘッドギャップを2.0mm以上で使用したり、鏡などUV光を反射し易いメディアにプリントした場合に発生する現象です。
・ノズルは正常であってもヘッドギャップが高すぎてインクが真っ直ぐに着弾せず、この飛行曲がりになってしまう可能性があります。



【f】飛行曲がり(2)
飛行曲がり(1)に比べ、吐出されたインクが不安定な状態(不安定な状態:カール状、点線、半吐出、大きく曲がった線、等)
・ノズル内に異物(インクミスト等)が入り込んで固着している可能性があります。
ヘッドギャップを2.0mm以上で使用したり、鏡などUV光を反射し易いメディアにプリントした場合に発生する現象です。
・ヘッド面がメディア面に擦れてノズル面がダメージを受けてしまうこともあります。

【復旧手順】
1
環境設定の確認
プリンタの設置環境(温度、湿度、ホコリ)が仕様の範囲内になっているかご確認ください。
詳細は「Q:プリンタの設置環境は?」をご参照ください。

2
インク残量の確認
プリンタのディスプレイ上のインク残量表示には十分なインク残量が有りと表示されていても、実際に手でインクカートリッジを持った時の感覚が明らかに少ない場合は、インク残量が十分にあるインクカートリッジに交換してください。

3
クリーニングを実施
ハードクリーニングを実施後、ノズルテストの結果をご確認ください。

4
ヘッドガードプレートの清掃
詳細は下記マニュアルをご参照ください。
取扱説明書』-[第4章]-[作図中のボタ落ちを防ぐ]-[ヘッドガードプレートのクリーニング]

5
吸引ノズル、ワイパM、ワイプゴムの清掃
吸引ノズル、ワイパMの清掃方法は下記をご確認ください。
取扱説明書』-[第4章]-[ワイパのクリーニング]




6
ワイパタンクを空にする
詳細は下記マニュアルをご参照ください。
取扱説明書』-[第4章]-[ワイパタンクのインクを処分する]

7
サブタンクメンテナンスを実施
[FUNCTION]-[メンテナンス]-[サブタンクメンテナンス]
詳細は下記マニュアルをご参照ください。
取扱説明書』-[第4章]-[サブタンクメンテナンスをする]

8
弊社にご連絡ください
ここまでの作業でノズル抜けが復旧しない場合は弊社コールセンターまでご連絡ください。


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